ヴィクトル・ユゴー 死刑囚最後の日


       二九

 おお、赦免、赦免、私はおそらく赦免されるかもしれない。国王は私に悪意をいだいてはいない。私の弁護士をさがしてきてほしい。はやく、弁護士を! 私は徒刑を望む。五年の徒刑、それだけにしてほしい――あるいは二十年――あるいは鉄の烙印(らくいん)の終身でも。ただ生命(いのち)だけは助けてくれ!

 徒刑囚は、それはまだ歩くし、往ったり来たりするし、太陽の光を見る。




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